ゲームと現実

20年以上前くらいでは、家庭用ゲーム機やPCでするゲームは、いわゆるドット絵の2次元的なものだった。
それらは現実とは別世界の平面の話で、ストーリーを追体験できるものではあっても、想像という作業を必要としていた。
しかし、現在においてのそれは3次元的な構造となり、プレイヤーは自己の代替である主人公(アバター)を作成して、ゲームの世界の中で活躍させている。
すなわち想像を必要とせず、直接的な表現で疑似体験できるようになっている。
それは、最強の武器を手に入れて世界を魔王から救うというようなものだけではなく、その世界の中で結婚したり、友情を育んだり、家を買ったりなどして、生活をしていたりもする。
現実世界を模倣し、それは現実世界そのものとも言えるようにまでに至る。
ふと、我々が呼ぶ「現実」というものの実体とは、本当はいかなるものかと思わされる。
もしかすると現実世界での自分とは、自己のハイヤーセルフというような存在が操るアバターにすぎないのではないか。
そんな気がしてならない。

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